はじめに
こんばんは、だぶです。
今秋のけもケットで頒布される部誌に小説を寄稿するつもりでしたが、色々あって落としました。
主に自分の怠惰が原因です。ごめんなさい。
てなわけで、WEB記事を書いて落とし前を付けようぜって魂胆です。あはは。
という茶番(で済む話ではない)はさておき。今回は巷で話題のテキストから画像を生成するAI「stable diffusion」を使って、素敵なイケモノさんの画像を生成することに挑戦してみます!
皆さんも、この記事を参考に素敵なケモノさんを生み出してみましょう~
※本稿では環境構築、セットアップについての解説は行いません。
プロンプト。それは魔法の呪文
自分の心に宿る理想のイケモノさんを具現化するために必要なものはただ一つ。「魔法の呪文 -プロンプト-」です。
このプロンプトをStable diffusionに伝えることによって、世界の未だ誰も見たことがないあらゆるケモノさんを具現化することが出来るのです!(わぁ、本当に魔法みたいだね)
すなわち、この記事の目標は胸筋バキバキで、魅力的で、ちょっとエッチなイケモノ画像を量産できるプロンプトを探し当てることにあるのです!
準備はいいですか? ……よろしい、では始めましょう。
※Stable diffusionはデフォルトではNSFWな画像は生成できません。
魔法使いになろう!
じゃあ、どこから始めればいいのかな……?とりあえず、Furryって伝えてみよう!
プロンプト: furry
おお!すでに「ケモノ」って感じの画像が生成されましたね。
でもよく見ると一枚目は着ぐるみっぽい感じだし、種族もバラバラ。より具体的な要件を伝えてみましょうか……
えーと、欲しい画像はキャラクターの肖像画なので、まずは A portrait of で始めてみましょうか。
さらに、生成する画像は擬人化された狼にしたいので A portrait of manly wolf がよさそうですね。早速やってみましょう。
プロンプト:furry, A portrait of manly wolf
いいですね!!! 一行足らずの呪文でこの出来栄え。だぶ、カンゲキです…
しかーし、まだ始まったばかり。こんなところで満足しませんよ(ハードルを上げる)
表現を最適化してみましょう。
獣人のことを表す文字列としてmanly wolfを用いましたが、male anthro wolfにしてみます。
さらに、fursonaの単語も足してみましょう。
プロンプト: furry,portrait of a male anthro wolf fursona
少しイメージに近づいた……? 実験を続けましょう……。
現在は顔がメインで描かれていますが、できればムキムキのカラダが見たいので全身が映ることを目指してみます。
そこで、Stable diffusionにイケモノさんの服装に関する情報を与えてみることにします。
うーん。ここは僕の趣味を出して、ファンタジーな世界観の服を着てもらいましょうか!
プロンプトにfantasy,wearing fantasy costumeを追加します。
プロンプト: furry, portrait of a male anthro wolf fursona, fantasy, wearing fantasy costume
おおぅ!おおぅ!イイカンジですねぇ….
というか、筋肉マッチョとは一切指示を出していないのに自動的にそうなってますね。不思議だぁ。(学習サンプルが優秀なのでしょう)
ここからは仕上げに入ります。
まずは背景を追加したいので background。さらに、綺麗な構図が欲しいので、beautiful composition。さらにさらに、逆光のエフェクトを付けて美しく輪郭を出したいのでlightingextremely, ray tracing,ほかにも、タグとしてfuraffinityも追加で!最後に、計算量のパラメタを弄ってより違和感の少ない画像に仕上げます…….
プロンプト:
furry, portrait of a male anthro wolf fursona, fantasy, wearing fantasy costume, background, beautiful composition, lightingextremely, ray tracing , furaffinity
おぉ……ふつくしい……
ひとまず満足するものが出力できたのでここで一度区切りたいと思います。(部屋が暑くなってきたし!)
そんなわけで、今回はStable Diffusionを使ってイケモノ画像の出力に挑戦してみようというお話でした。
実際やってみた感想としては、「こんなにも簡単にこのクオリティの物が出来てしまうのか!」と、ちょっと恐怖すら感じる仕上がりで大変驚きました。
みなさんも、この機会に頭の中にいる”誰か”に会ってみてはいかがでしょう?
(ちなみに、サムネイルも同様のプロンプトで生成したものです)
ではでは、今回はこの辺で失礼するとします。
また別の記事でお会いしましょう!