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Published: 27 June 2022

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「週刊! ケモノ部」vol.3【ねこのティーチくん】

ノブ

ぼくは ねこのティーチくん

※注意 この作品は一部に流血を含むグロテスクな表現が使用されいます。苦手な方は他の記事を参照するか、精神を乖離してお読みください。

アバン

歌おう……踊ろう……お話ししよう……

ティーチくんと一緒に、いろんなこと、学ぼう
ティーチくんには友達がいるんだ
コバヤシくんだよ
コバヤシくんは立派な黒猫なんだ
コバヤシくんはピアノが弾けるんだ
コバヤシくんは作曲もできるんだよ

すごいよね。それから、

コバヤシノヤロウは史上最低のクズ、ゴミムシ野郎、反吐が出る

コバヤシくんってカッコイイよね

ティーチくんには弟がいるんだ
サムくんだよ
サムくんはティーチくんが大好きなんだ
サムくんはティーチくんのためなら何だってできるよ
サムくんはティーチくんにプレゼントを贈るよ
サムくんはティーチくんにお手紙を書くよ
ティーチくんはサムくんのことを知らないんだけどね

サムくんってとってもカワイイよね



ティーチくんと一緒にいっぱい学ぼう

オリジナルアニメ
ねこのティーチくんシリーズ

おやさい鬼9アニメーション

イントロ

「ティーチくん」おやさい鬼9 on Twitter

「週刊! ケモノ部」とは投稿主のノブが世界にあふれるケモノコンテンツを収集しそれを毎週紹介するものである

ケモノ部

さて……冒頭のおっかない注意書きに怯まずここまで読んでくれたあなたは、きっと怖いもの見たさにうずうずしていることだろう
(あるいは何も感じていないかもしれないが……)

今回紹介する作品、「ねこのチィーチくん」は先月最終回を迎えたばかりのショートアニメシリーズだ!
制作は「おやさい鬼9(おやさいたべます)」氏。なぞの多い人物である
同氏はYoutubeを中心に活動しており、Twitter,ニコニコ動画においても存在が確認されている
また、本作にはファン(雪乃トケル氏)制作の公認(公式)キャラクターソングが存在している
チィーチ、サム、コバヤシの視点からそれぞれその魅力的なキャラクター性を表現した曲は必聴だぞ!
主の一推し曲(再生数的にファン全体の推し曲かもしれないが)は、サムのキャラソン、「き・づ・け♡」だ
他にも公式曲は存在していて、いずれも人類には早すぎる仕様となっている

概要

部屋

「サムくん」おやさい鬼9 on Twitter

そもそも彼がいるのは何処なのだろうか

単色背景の部屋の中、決して体育座りをとかないチィーチくん
影が見えることでかろうじてそこに床があることがわかる
暖かいのか、寒いのか、どれくらいの広さなのか……分かりそうにもない
ただ彼にとって、その部屋は落ち着ける場所のようだ

ティーチくんはこの部屋の様子が変わることを嫌っている
たとえどんな善意であっても、彼の心に踏み入ってはいけない

彼を殺してしまうから

ひとり

我々にとって、他人とは何であろうか。あるいは自分とは一体何であろうか
チィーチくんにとっての他人とは、我々にとっての他人とは違うのだろうか
どれだけ深く話し合っても、それでもずっと他人なのはなぜだろう
ティーチくんを見ているとそんなことを考えたくなる

主は精神の専門家ではないし、知り合いにそういう人もいない
だからただ一つの作品としてしかこのティーチくんという人物を評価できない

彼はとても怯えているように見える
感情のない風に取り繕って、自分の心を守っているように見える
変わることを恐れているように見える

きっとこれは成長譚だ。そう言う人もいるかもしれない
だが、それは彼という存在の否定になるのではないだろうか
変わらず居続けることを許容するための部屋で、ひとり、彼は何を思うのだろうか

ねこ

「コバヤシくん」おやさい鬼9 on Twitter

まっこと、この作品には疑問が尽きない
とりあえず、このような作品がサーフェスウェブに存在していることに称賛を送るとしよう

それはともかく、ティーチくんはいつからネコなのだろうか
猫といえば、世界各国で様々なモチーフとして描かれる生き物である
奔放でつっけんどんな彼らは、ときに崇拝の対象として、ときに魔女の使い魔として、そしてときに人を化かす妖として描かれる

ティーチくんもまた、そんな猫を|模《かたど》ったキャラクターである
彼への贈り物は喜ばれないだろうが、彼はその贈り物を大切にするだろう
ただし、コバヤシによる邪魔が入らなければの話だが……

バアチャンヨウツウバー?

コバヤシくんによればティーチくんはバーチャルユーチューバーなのだそう
ティーチくんはその言葉の意味を理解していないようである
いや、そもそも自分の姿が映像として記録され、そして公開されていることすら知らない可能性もある
彼にとって我々は存在しない話し相手の一つに過ぎず、レンズに反射する自分自身と対話しているのかもしれない
苛立ち混じりに放たれた、

「わかってるよ」

という言葉。それを除けば……

むすび

@おやさいたべます on BOOTH

ケモノ部3回目にして作品ジャンルの振れ幅が物凄いことになってしまったわけなのだが、大丈夫だろうか……
遠くないうちに3次元にも手を出すことになると思う
まだ何を紹介するか確定したわけではないので皆様からのPRがあればそれを優先しようと考えている

ねこのティーチくん、最終回を迎えて久しい本作だが、不定期での更新は続いている
嬉しい限りだ
今回主要キャラであるサムくんやコバヤシくんにほとんど触れられなかった事を侘びたい
是非ともYoutubeにて彼らの姿を見て欲しい
みんな個性が素晴らしのだ
そしてこの記事をきっかけにハマったという方は気軽にコメントしていってくれ
主が喜ぶ

それから、重要なことだが、ねこのティーチくんはグッズ展開がされている。無くならないうちに買ってしまおう



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