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Published: 13 July 2022

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【ネタバレ注意】メイドインアビス 烈日の黄金郷 第1話 感想レビュー

ユータ

みなさんこんにちは。ユータです。
予告していた通り、今回はアニメ「メイドインアビス 烈日の黄金郷」第1話の感想レビューをしていきます。予告ではその日のうちに書き上げるとありましたが、お酒を飲みながら観ていたら文章が書けなくなっていてずるずると時間がかかってしまい、かなり遅れての公開となってしまいました。この先、大学のテストも近づいてきており、スピード公開はなかなか難しくなるかもしれませんが、少なくともお酒を飲みながら観るのは控えようかなと思います…。

※この感想レビューはアニメを視聴済みであることを前提として書いていますので、ネタバレ注意です! なお、私は原作を履修済みなので、その立場からの感想となります。

羅針盤は闇を指した

まずは、ざっと第1話前半のあらすじを紹介します。原作漫画やアニメと映画を既に観ている方ならわかりますが、「メイドインアビス」のメインキャラクターはリコ、レグ、ナナチの3人です。しかし、今回のアニメ2期はその3人の登場から始まりませんでした。前回作となる劇場版の深き魂の黎明では原作第5巻まで話が進んでいましたが、アニメ2期は6巻と7巻を抜かして原作第8巻ハローアビス第48話「羅針盤は闇を指した」のお話から始まりました。リコたちが生まれるよりもずっと前、まだ地上の町、オースができる前まで時は遡ります。「ガンジャ」と呼ばれる決死隊は隊員のヴエコが持つ星の羅針盤が屹立するところを目指して航海をしていました。なんでも、そこに「黄金郷」があるという。そして、嵐が吹き荒れる中、アビスのある島にたどり着きます。ガンジャ隊は島の原住民と交流して、アビスについての情報を得て、黄金郷を目指して潜っていきます。そこに一人の原住民の少女がついてきていることに気づきます。少女の背中には原住民の話す言葉で「赤子不可能」と刺青で書かれていました。隊長のワズキャンは彼女を迎え入れ、共に黄金郷を目指すこととしました。そして、ついにガンジャ隊は絶界の祭壇にたどり着き、乗り込むところでガンジャ隊のシーンは一旦終わりました。

原作のあるアニメで誰もが抱く感想ではありますが、まず、過去のアビスの景色やガンジャ隊などの新キャラクターがカラーで綺麗なグラフィックで描かれていることに感動を覚えました。私は今では原作を最新話まで読めていますが、1期と映画を観たのは原作を読む前だったので、原作を読んでからアニメを観るのは今回の2期が初めてでした。メイドインアビスの映像作品で誇れる要素の一つにグラフィックの美しさがあるのですが、それは今作でも健在でした。あとは、なんといってもキャラクターの声です。ガンジャ隊の三賢のなかではワズキャンとベラフの声は割とイメージ通りでした。ワズキャンはおじさんのような声、ベラフはカッコいい青年の声で予想通りでした。ただ、個人的にはヴエコの声は予想よりもかわいい高めの声をしていたなと感じました。最後に星の羅針盤について、原作の一番初めでリコはこの「星の羅針盤」は「この星の底、奈落の果てを指していたのです!」と言っていました。幾度と星の羅針盤の用途の仮説を立ててきたリコですが、この仮説は正しかったという長い伏線回収がここでされたわけです。さらに、リコはあの羅針盤のことを「星の羅針盤」と呼んでいましたが、ヴエコも「星の羅針盤」と呼んでいました。なんとリコは羅針盤の名前まで的中させていたのです。これはリコの名推理でした。

後半のリコ隊編

ガンジャ隊が還らずの都に着いたシーンの後、物語は一気にリコたちの冒険の話へと移ります。話としては原作第6巻ハローアビス第39話「還らずの都」に戻ります。劇場版でボンドルドを倒し、第6層への「絶界行(ラストダイブ)」をするシーンからの始まりです。リコ隊は絶界の祭壇に乗り込み、途中「あるハプニング」がありながらも、これからの冒険を楽しみにしている様子がひたすらに描かれていました。そして最後に、乗り込んでいた絶界の祭壇は第6層に到着し、還らずの都を目にしてアニメ第1話は今作のオープニング曲「かたち」と共に終わりました。

後半はかわいい3人が繰り広げるほのぼのとしたシーンで溢れかえっていました。ここはあくまでふぁり研のページなので、メイドインアビスのもふもふ担当であるナナチに焦点を置くと、「オイラ、もうちょっとだけお前らと先に進めることを素直に喜んでいてぇんだよ。(中略)見せつけてやろうぜ、オイラたちの冒険をよ」というセリフのあとにもふもふ大好きレグ君がナナチを抱きしめて「前向きな君が嬉しいぞ」と言ってナナチを嗅ぐシーンなんかは最高でしたね。嗅がれて赤面するナナチはめちゃくちゃにかわいかったです! ナナチもかわいいですけどレグも「本当に君はロボットか?」と言いたくなるほど相変わらず感受性が豊かで健気な男の子キャラをしているなと感じました。さすが子ども大好きつくし先生です。あとは先ほど述べたあるハプニングについて言及したいのですが、あくまで健全な感想ページにしたいのとあえて言及しないことで気になって観ていただける方がいればいいなと思ったので、気になる方はぜひアマプラや原作などで真相を確かめてみてください。それにしても、劇場版であれだけの壮絶な戦いをして悲惨な別れをしたのにもかかわらず、前へ進もうと思える彼女らの精神の強さは計り知れませんね。本当に勇敢な子たちだと思います。

ここまでずっと今作をべた褒めしてきましたが、実は一つツッコミたい点がありました。それは、レグのお腹の怪我がなかったことになっていることです。劇場版を観たことがある方はわかると思いますが、レグはボンドルドとの最後の戦いでへそからお腹の中をえぐられています。戦いの後にナナチによって手当てされ、劇場版の最後ではお腹に包帯を巻きつけていました。原作ではその後もレグは包帯を巻いていました。しかし、アニメ2期のレグは初めから包帯が巻かれておらず傷が一切なくなっていました。原作をきっちり再現しているところもメイドインアビスの映像作品の良いところだったのですが、なぜかここは再現されませんでした。ここだけ残念に感じました。原作をある程度読んで続きを知っている方はあのシーンはどうなるのだろうと思っているはずです。私も気になっています。

最後に

以上がアニメ「メイドインアビス 烈日の黄金郷」の感想レビューとなります。1点だけツッコミどころがありましたが、総じて相変わらず素晴らしいアニメでした!! 次回の第2話「還らずの都」もとても楽しみです! あと、次回はオープニングとエンディングムービーが公開されるはずなので、どのようなものになっているのか今からとても楽しみです。

最後まで読んでいただきありがとうございました。それではまた第2話の感想で。