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Published: 7 August 2023

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「週刊! ケモノ部」vol.24【Back to the Dawn ~ブレイク・ザ・アニマル・プリズン~】

ノブ

罪は償わなければならない

アバン

腐敗、汚染、謀略
この街は根腐れしている
いつからか?問題はそこじゃない
いつまでか。それが肝心だ
まもなく市長はその任期を終える。再選に向けてどんな不祥事も避けたい時期である

それが人に言えないような事なら尚更だ

そのキツネは記者であった
「真実を明らかにする」
口をついて出たその言葉は正しく彼の信条だった
しかしそれも刑務所ではなんの役に立つというのだろうか
監獄の中で誰が彼の冤罪を証明する?
全ては彼の行動次第だ

脱獄をテーマとしたこのゲームでは、犯罪、陰謀、そして罠が入り混じり、キャラクターたちの関係も複雑に絡み合っている。緻密なドット絵が織りなす動物の世界で囚人となり、過酷な刑務所の中で生活、探索、成長、そして脱出を試みる。
『Back to the Dawn~ブレイク・ザ・アニマル・プリズン~』で個性豊かなキャラクターたちと出会い、忘れられない物語を体験しよう。気を抜くな、自身の自由だけでなく、街の未来も君の肩にかかっている!

Back to the Dawn ~ブレイク・ザ・アニマル・プリズン~ on Steam

イントロ

「週刊! ケモノ部」とは世界にあふれるケモノコンテンツを収集しそれを毎週紹介するものである

ケモノ部

さて、今回紹介するゲームはズバリ「Back to the Dawn~ブレイク・ザ・アニマル・プリズン~」だ!
とある事情により刑務所に囚われることになった主人公を操作し、プレイヤーは脱獄を目指す
常に慎重な立ち回りが求められる刑務所生活で無事に脱獄することができるのか
――あるいは獄中のギャングとなって幅を利かせるという選択も
現在はDEMO版が無料公開中で、年内の発売が予定されているそうだ

概要

トーマスによる報道の様子(ゲーム内スクリーンショット)

ストーリー

記者であるトーマスはその日、自身の人生を大きく揺るがす報道をした
レームレッグ川の汚染問題。川に隣接する化学工場からは汚染水が垂れ流しとなり、川は紫に変色し魚の一匹も住めない有様だ
幾度となく政府に問題を訴えても奴らは責任を擦り付け合うばかりで解決することはなかった
現地周辺に住むビーバーの話では問題の化学工場は市長の甥が株主だという
市長と化学工場の癒着を示唆する内容の報道から日を空けずして、アンジェロと名乗る人物がトーマスに接触した。例の報道ビデオを持参して……
彼は喫茶店でスーツケースいっぱいに詰まった札を見せつけ報道内容を撤回するように迫る
ここに化学工場と市長の繋がりが確実なものとなり、トーマスは記者としての誇りでその金を拒絶した
だが、正義の前には常に悪が立ちはだかる
喫茶店を出たトーマスを警察が声呼び止める
そして彼の車を物色し、”あるはずのない”違法な薬物が見つかったと宣言するのだった
アンジェロの目前で、まんまとその策略にはめられたトーマスは、正義の象徴たる警察の手によって弁明の機会もなく刑務所へ送られることとなった

キャラクター

キツネ・トーマス

キツネテレビ局の記者トーマス。とある報道で街の闇に巻き込まれた。

ゲーム内でその経歴は3つの中から選択できる
・テレビ記者
・覆面記者
・従軍記者
それぞれ経歴に応じた特徴を持ち、刑務所での立ち回りを変える要素となるだろう

パンサー・ボブ

刑事ボブ、とある秘密任務のために犯罪者として刑務所に潜んでいる。

キツネのストーリー中で誰かと電話をしている様子を確認することができる
一度クリアすることで選択可能となるようだ(未確認)

不明

Unknown

DEMO版ではその存在だけが示される謎のキャラクター
刑務官ではないかと噂されている

脱獄

刑務所では毎日決まったスケジュールで行動することになる
点呼、昼食、屋外運動、夕食、シャワー、消灯
それぞれの時間をいかに有効に使えるかがこのゲームを進める鍵になる
悪名高いボウルダートン刑務所では何をするにも金が必要だ
電話をかけるにも、まともなメシにありつくにも、重要な情報を引き出すのにだって……
中には暴力で解決しようとする奴もいるが、それはそれで一つの道だ
金を稼ぐには仕事をする必要がある
朝方の刑務作業をこなすのが真っ当な稼ぎ方だが、他にもちょっとヤバめな刑務所ギャングのお使いという手もあるだろう

チュートリアル画面(ゲーム内スクリーンショット)

もっとも、金だけでは解決できない問題もある。時間だ
キツネを冤罪で刑務所に送ったその人物、現市長の再選をかけた市長選までもう一月とない
限られた時間の中で、時には他の受刑者と知り合いになり、名声を稼ぎ、身動きを取りやすくすることも重要だ
ここに記すこともはばかられるような受刑者たちを味方につけられるか、それはらすべて名声次第

むすび

さて、今回は刑務所生活をテーマにしたゲームをご紹介したが、いかがだっただろうか
刑務所というイレギュラーな環境に押し込められたハードボイルドな世界観と丁寧な作り込み
受刑者の個性を動物のイメージに当てはめたキャラ作りなどなど、良い点を挙げればキリがない
今回プレイしていて気になったことといえば頻繁にクラッシュすることだけ
他の方の動画やコミュニティを見ても同様の現象が発生している様子はなかったので、どうやら筆者の環境が特別相性の悪いものであるらしい
同様の現象に出会った読者がいればぜひともバグレポートに協力してほしい
筆者は製品版で修正される可能性に期待しよう
というわけで今回はここまで。んじゃね、また来週!


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