昔のニホンに少し似ている、ケモノたちの住む島国ヤマト
その中の小国同士の戦いが絶えなかった戦乱の時代で「忍者」は戦を裏から支え暗躍していた
長く続いた戦乱の時代が終えると、「忍者」は次第に必要とされなくなる
彼らの多くが生き方を変化させていく中で、まるで「なんでも屋」のように主に民間人から様々な依頼を請け負う者たちがいた
彼らはいつしか「雇われ忍者」と呼ばれて世に親しまれ、新たな忍者の在り方を確立していった
これは雇われ忍者として日々任務を遂行するワサビ、シチミ、オロシによる年齢も性格も特技も違う個性豊かな3忍組による物語…

ワサビ

【異名】「心」の忍
【年齢】10(推定)
【すきなもの】お団子・ごはん
【きらいなもの】お化け・雷

ワサビの基本情報の一部 on 薬味忍法帖きゃらくたーずぷろふぃーる

薬味一家に入った新米の忍。じぃちゃんから心通力の極意が示された忍法帖をゴウキに渡すよう言われ、住んでいたイズモの村を出てムサシ国の薬味一家に入った。どんくさくて呑気な性格だが心の力「心通力」を使うことができる。非常に強力な術であり、使用後はとっても腹が減る。ずんぐり体型、健気な性格、天然ボケ等可愛い要素が満載のケモショタ。Wの悲劇？何それ美味しいの？

シチミ

【異名】「技」の忍
【年齢】11
【すきなもの】花火・お好み焼き
【きらいなもの】泳ぐこと・水

シチミの基本情報の一部 on 薬味忍法帖きゃらくたーずぷろふぃーる

オロシの次に薬味一家に入った忍。誰かさん曰く「仕事サボって遊んでばっか、おまけにしょっちゅう騒ぎを起こしてる問題児」。でも意外と熱く、世話焼きオカンな性格。火遁の術や手裏剣を使った攻撃が得意。普段は狐目だが、驚いたり良からぬことを企むと目が開いて表情豊かになる。ワサビの前では先輩面をしたがるものの、年の近い先輩忍者としてアドバイスを与えたり寄り添ったりと結構良い子だがその背景は…？

オロシ

【異名】「体」の忍
【年齢】15
【すきなもの】マフラー・つくね
【きらいなもの】甘い考え・弱いやつ

オロシの基本情報の一部 on 薬味忍法帖きゃらくたーずぷろふぃーる

薬味一家に最初に入った忍。ワサビとシチミの先輩忍者。刀と体術に優れる他、氷遁の術を使える。3忍組の中では一番忍者らしいキャラとも言える。真面目でキツめな性格だが少々世間ずれしている一面もあり、ワサビとシチミのお子様コンビの影響か最近ちょっとずつ丸くなってきている。親方様ことゴウキに絶対的な信頼を寄せている。本作中屈指のツンデレイケメン枠

ゴウキ

【異名】「脈」の忍
【年齢】35
【すきなもの】酒・鮭
【きらいなもの】めんどうな事

ゴウキの基本情報の一部 on 薬味忍法帖きゃらくたーずぷろふぃーる

薬味一家の頭領もとい保護者。いつも寝そべって酒のんでグータラしてるように見えるが、本気を出したらめちゃくちゃ強い…？ダンディでセクシーなヘビースモーカー独眼熊さん。体中にある切り傷がアクセント。全編通して今のところ恐らく唯一サービスシーンがあった男。ワサビの心通力を狙う敵からワサビのことをやたら守りたがるようだがその真意は…？

アバンにおける引用部分の通り、作者曰くキャッ党忍伝てやんでえとか名探偵ホームズとかのノリの最近見なくなったちょっと懐かしい「ケモノがわちゃわちゃする漫画」を目指している
迫力のある戦闘シーンが魅力的なバトル回、３忍組の間を巡る他愛のない日常回、物語の根幹に触れていく少し重めのシリアス回等、笑いあり涙ありストーリーをケモノキャラたちが紡いでいく
シリアス回の比重は物語が進むにつれて大きくなっていくものの、その分キャラクターの内面や過去が深堀され、キャラクターの成長を感じられ、心に沁みる名言が増えていく
普段漫画やアニメ等におけるシリアスな場面が苦手で慣れていない著者のような人もどんどん読み進めていくことができる…はず(意味深)
和風な世界観(特に忍者や忍術)が好きな人や普段少年漫画をよく読む人等様々な人におすすめできる一作だ