アバン
昔、自分の行いにより300年の眠りにつかされた玄狐。
目覚めた彼に与えられた解放のための使命は、化獣の子を立派な神の眷属にすること
現世を恨み憎しんだ彼は「家族」とは何か、そしてそれを守るためにできることは何かを知っていく
果たして彼は化狸の子を立派に育てることができるのだろうか?
そして彼の中に巣くう闇の存在とは…?
https://magcomi.com/episode/10834108156766387736
(第1話の試し読みはこちらから)
イントロ
「週刊! ケモノ部」とは世界にあふれるケモノコンテンツを収集しそれを毎週紹介するものである
ケモノ部
今回は今年6月に完結した漫画「こりせんまん」を紹介!
かつて悪行の限りを尽くした玄狐が、化け狸の子を育てるうちに守りたいもの、すなわち家族とは何かについて考えていく物語である
神話をモチーフにしつつ現代の社会を舞台としており、狐・狸・狼など多くの種類の化獣が出てくるのがこの漫画の特徴だ
現在はMAG GERDEN COMIC ONLINEでの配信(1話~48話、第1話は無料)と単行本での発売(1~6巻、1~40話)が行われている
ヨツケモ好きの人には是非1度読んでいただきたい!
※化獣・・・獣の中のうち、特別な力を持って生まれたものの総称。幻術や時には天変地異を起こすものまで存在する。
概要
あらすじ
かつて悪行の限りを尽くし、日の神がけしかけた天敵の狼によって封印された玄狐・阡三。
300年の封印から解かれた阡三に日の神から課された使命は、化狸の子・萬八を一人前の神の眷属に育てることだった
初めは日の神の思い通りになるかと使命に背き萬八にも冷たい姿勢を見せる阡三
しかし萬八とともに生活し、八百万の神の依頼をこなしていく中で阡三の中で何かが変わっていく
一方、何やら阡三の復活による不穏なことが起こり始め…?
登場獣物(とうじょうじんぶつ)
阡三
かつての度が過ぎた行いにより日の神に封印され、300年の時を経て現代に復活した玄狐
化狸の子・萬八を立派な神の眷属にすることを使命として受けることになる
初めは使命に背こうとするが、萬八、小雪と過ごしていく内に彼は「家族」というものについて考え始めるようになる
萬八
立派な神使となるべく阡三の元に預けられた化狸の子
実はとんでもない妖力を持っており、その力で依頼をこなしていく
出会ったときから阡三に懐いており、普段から共に行動している
自由奔放で純粋無垢だが困っている者に爪を差し出す優しい性格
小雪
使命を受けた阡三と萬八の後見獣(こうけんにん)を引き受けた白狐
好意を持った獣(ひと)をお世話することを楽しみにしている
阡三に対しては何やら特別な思いがあるようで…?
普段は萬八と阡三に時に厳しく時に優しく接しているが、彼らがピンチになった際には全力で彼らを守る
深雲(左)
怒りっぽいが責任感が強い狼
阡三のことを初めは嫌っていた(これは彼の生い立ちに深く関係する)が次第に認めるようになっていく
橘のことは時々うっとうしいと思いながらも相棒として信頼を寄せている
橘(右)
明るく活動的な犬
誰に対してもフレンドリーに接しており、阡三や萬八に対して監視だけでなく、サポートも行っている
以前は人間の主に使えていたが、深雲のあることがきっかけで御嶽の真神の群れに入っている
2頭(ふたり)はともに御嶽の大口真神の一員として対(バディのこと)を組んでおり阡三・萬八の目付役として二匹の使命の動向を見ている
「こりせんまん」の世界
物語では、現代社会に生きる化獣たちが描かれている
時には人に化けたり、半獣の姿になっていたりと様々な姿の化獣を見ることができる
また、フライドチキン(K○C?)を食べていたりドッグランで遊んでいたりと神の眷属でありながら現代社会に馴染んでいる様子が見られるところも面白い場面だ
一方、シリアスな場面では幻術や変化による戦いが見られたり、化獣の色々な表情や背景が見られたりとそのキャラに深入りできるシーンがあるため自分のお気に入りの化獣を是非見つけていただきたい!
むすび
というわけで、今回は漫画「こりせんまん」を紹介してきた
ストーリー、キャラの魅力、どの点からも筆者はこの物語にどんどん惹かれていった
今回紹介した登場獣物以外にも様々な種類の化獣が登場するので詳しくは自分の目で見ていただきたい!
また、作者・田川ミ先生のX(旧Twitter)には本編に出てくるキャラクターを描いたイラストや短編漫画が投稿されているので、そちらも気になった読者は覗いてみて欲しい
ちなみに、単行本のカバーは和紙の貼り絵で制作されているとのこと…すごい
https://www.mag-garden.co.jp/comics/7065/
なお、登場獣物(とうじょうじんぶつ)や二匹(ふたり)などは本編での表現に似せるため、あえてこのように描かせていただいた
とまだまだ語りたいことはあるが、(延々と話してしまいそうなので)今回はこの辺りで終了とさせていただこう
では、またどこかで。
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