loader image

Published: 15 July 2022

BLOG

【ネタバレ注意】メイドインアビス 烈日の黄金郷 第2話 感想レビュー

ユータ

みなさんこんにちは。ユータです。

第1話の感想記事が出たばかりですが、メイドインアビスアニメ2期の感想レビューを今週も書いていこうと思います。執筆している現在の時刻は放送終了直後、午前1時40分。今週こそはスピード公開を目指します!

※この感想レビューはアニメを視聴済みであることを前提として書いていますので、ネタバレ注意です! なお、私は原作を履修済みなので、その視点も含めた感想となります。

オープニング映像

まずはついにオープニング映像が公開されたことに大興奮しました! 1期と同じく始まりは星の羅針盤からでした。どれだけ星の羅針盤がこの物語の鍵を握っているんだと思わされました。歌が始まったときのカットは意外にも、リコとレグがまだアビスの1層を降りているところでした。「あれ、これ2期だよな」と思いましたが、次のカットでその理由がわかりました。次のカットで映ったのは、ガンジャ隊がさっきリコとレグが降りていた場所と全く同じところにいるシーンでした。それを見て「ああそうか、リコたちがここを降るずっと前にガンジャ隊も同じように降っていたんだもんな」と納得しました。そこから流れるのはリコたちとガンジャ隊のそれぞれのこれまでの旅の変遷でした。特に、リコとレグが監視基地(シーカーキャンプ)を離れるところはかなり懐かしかったです(1期また観返そうかな)。それぞれの旅のドラマが映って両隊が黄金郷に到着したシーンのあとは、曲のサビに入って、おそらく今後の話で出てくるであろうシーンが次々と映し出されました。そして、サビの終わりにはなんとプルシュカが出てきました。一応今期のキャラクター一覧にいますし、きっと白笛として活躍してくれることでしょう。そしてその次には一瞬だけ不動卿オーゼンと黎明卿ボンドルドと殲滅卿ライザが出てきました。これまでに登場した白笛たちが勢ぞろいです。最後に、ヴエコと原住民の少女(一応まだ名前は伏せておきます)が抱き締め合い、未知の遺物が何者かの手に持たれているところでオープニングは終わりました。

全体を通して、これまでの旅とこれからの旅の両方が混じっているので、懐かしさとワクワクする気持ちが感じられるオープニング映像となっていました。オープニング曲は安月名莉子さんの「かたち」です。映像だけでなく、曲もすごく良いので早く歌詞を読みながらフルで聴きたいです!

還らずの都

第2話の本編は前回の終わりと同じ場面、原作第6巻ハローアビス第39話「還らずの都」の続きから始まりました。深界6層に到着したリコ隊はしばらく6層を探索していました。見ず知らずの結晶でできた地表を見て「全然わかんない。ここ…なんなんだろう!」と興奮するリコをレグとナナチは見守っていました。その後も、6層の原生生物のリュウサザイを目にしたり、ミゾウジャクの卵を調理したりと早くも6層の生活を楽しんでいました。ミゾウジャクの卵の調理シーンでは毎度お馴染み「Riko’s Theme (リコのテーマ)」がBGMとして流れていました。ミゾウジャクの卵は煮ただけでは味はいまひとつだったようですが、一手間加えて衣を付けて焼いたら絶品料理になりました。ナナチも「んなぁ~」と至福の表情を浮かべていました。そしてその美味しさのあまり、熱いのにバクバク食べてしまい「んなちぃ!」と熱がる様子もありました。ご飯を食べたあとは孤児院のみんなの話になり、電報船を飛ばすことになりました。電報船の中の手紙にはついにナナチのことも書かれるようになりました。鳥除けなどの対策をしっかりしたリコの電報船は空高く昇っていったかと思えば、6層の鳥形の原生生物に取られてしまいました。6層から地上に封書を届けることの大変さがうかがえます。手紙を届けられなかったことにしんみりするリコですが、その日はもう寝ることにしました。安全な場所を見つけてレグの腕のバリケードも作って安全対策を万全にして3人は就寝しました。

次の日起きると様々な異変が起きていることに気づきます。まず、ナナチは昨日原生生物に取られたはずの手紙がなぜか3人の前にあり、3人の絵のうちリコとナナチに謎の印が描かれていることに気がつきました。そのすぐあと、リコが自分の白笛がなくなっていることに気がつきました。何者かに取られたとしか考えられませんが、原生生物から封書を奪い、レグの腕バリケードを突破できるほどの者が本当にいるのか、まだわかりません。まだ白笛の匂いが残っていたので、レグの鋭い嗅覚を頼りに白笛を奪った犯人を探すことになりました。犯人捜しを始めてしばらくすると、小動物の死骸を見つけました。その小動物はなぜかおしりの部分を縫われており、不審に思ったレグは縫ってあった糸を切って中を見てみました。すると中から肉と脂が混じった毛が出てきました。この毛は白笛泥棒の犯人のものかと思いきや、レグによるとこの毛はリコとナナチのものでした。犯人捜しを続けていると大きな足跡を見つけ、その足跡を辿っていくと何やら生き物の死骸のような大きな建物のようなものを見つけました。ここから原作ハローアビス第40話「成れ果てし命」の話に入ります。その入り口には手紙に描かれていたものと同じ印がありました。意を決して、その建物に入ると、得体の知れない生き物がたくさんいる村、通称「成れ果て村」がありました。衝撃的な光景に呆然としている3人に、機械のようなものが未知の言語で話しかけてきました。何を言っているのかわからないでいると、自分たちの話す言葉を話し始めてくれました。その機械のようなものは「マジカジャ」と名乗りました。リコが白笛のことを尋ねると「石は得意なものがやってるよ」と言い、3人についてくるよう言って第2話本編は終わりました。

今回は大きな場面展開がなかったので一気にあらすじを書いてしまいましたが、ここから感想を述べていこうと思います。まずは、前回述べたレグの消えたお腹の傷ですが、今回もなかったのでこのまま続くのだろうと思います。傷がないのにナナチが「レグ、怪我の具合どうだ?」と聞いていたため、傷は消してセリフだけ原作通りにするのだと思います。次に、6層を見て大興奮するリコですが、やっぱりアビスに関しての情熱は誰よりも強いのだなと感じさせられました。ミゾウジャクの卵は熱を通しても動くという現実ではあり得ないことが起きていました。通常、動物の身体を構成するたんぱく質は熱を加えると熱変性を起こしてしまい筋肉の収縮ができなくなるため動かなくなります。例えば、どれだけ獲れたての魚であっても火を通してしまえば反応しなくなります。しかし、ミゾウジャクは違いました。茹でても焼いても動いたままでした。加熱しても踊り食いができる、ファンタジー味溢れる生き物でした。それにしても、美味しい料理で「んなぁ」と顔をほころばせていたのはかわいかったです。あとは熱がるナナチの「んなちぃ!」というセリフがやっと音で聞くことができたことに感動しました。最後になんといっても、成れ果て村やそこの住民成れ果てたちの色がついに明らかになったことに感激しました。地面は赤、白、オレンジが混在しており、成れ果てたちもかなりカラフルな配色になっていました。また、マジカジャさんの話していた成れ果て村の言葉が実際にどのように話されていたのかも明らかになりました。イントネーションとしては英語っぽいなと感じました。とにかく、漫画では味わえないアニメの良さを実感させられました。

ちなみに、Twitterでつくし先生ご本人が今回マジカジャさんが話した成れ果て村の言葉とその訳をツイートしていたので紹介しておきます。今回の話にも出てきた「ハディまえ」は頻出の言葉なのでこれくらいは覚えておくといいかもしれません。「ハディまえ」は「ああ、おっと」や「あら、まあ」のような感嘆を表す言葉です。

エンディング映像

オープニング映像に続いて、エンディング映像も公開されました。エンディング映像は黒背景に白の映像という非常にシンプルな配色デザインでした。非常に抽象的な映像なので感想も言いづらいのですが、とにかく幻想的な映像でした。つくし先生がTwitterでこの白映像が何かを意味していることを示唆するツイートをしていたので、原作勢は読み返しながら、アニメ勢は観ながら考察してみるとより楽しめるのではないかなと思います。

曲は「Endless Embrace」で劇場版と同じくMYTH & ROIDさんが担当しています。作詞作曲はMYTH & ROIDさん、編曲は劇中音楽も担当しているKevin PenkinさんとTom-H@ckさんが担当しています。劇場版のエンディング「FOREVER LOST」も大好きですが、今回の「Endless Embrace」もすごく気に入りました! エンディングも早くフルで聴きたいです。来月のリリースが楽しみです。

最後に

以上がアニメ「メイドインアビス 烈日の黄金郷」第2話の感想レビューになります。今回はオープニング映像とエンディング映像も公開されたのでかなり盛り沢山の内容になりました。私はしばらくオープニングとエンディングを何度も繰り返し観ると思います。まだまだ6層の冒険は始まったばかりなので、今後のお話が楽しみです。

最後まで読んでいただきありがとうございました。それではまた第3話「成れ果て村」の感想で。