アバン
ハクメイとミコチは小人である
身長9cm、森の奥の一軒家に住んでいる女の子
二人はもともと何の面識もなかったが、ハクメイが引越しの住所を間違えてミコチの家に転がり込んだことで同棲が始まった
知らない人の家に転がり込めるほどの行動派なハクメイと、それを受け入れてしまう優しいミコチ
正反対な性格の二人でも、暮らしを共にするうちにお互いをかけがえのないパートナーとして認識するようになる
そんな二人を追う物語
ハクメイの仕事は修理屋だ。修理の腕は一流で、小物から大工仕事までこなせる腕前がある。といっても閑古鳥が鳴いているようだけど
ハクメイの数少ない仕事仲間は大工が多い
師匠と慕っているイタチの鰯谷(いわしだに)もその一人で、ハクメイは「イワシ」と呼び捨てている
ミコチの仕事はハンドメイドだ。料理や裁縫をマキナタの町に卸して生計を立てている。こちらは上々なようで、町へ行けば料理の指南を次々に頼まれる
二人の周りは個性的な仲間が集まりやすい
今日もまた、珍しい来客があったみたいだ……
ハクメイとミコチ。
ハクメイとミコチ公式HP
緑深き森で暮らしている、小さなふたりの女の子。
木の洞に家を造ったり、葉っぱを傘にしたり、昆虫や鳥の背に乗ったり……
身長9センチメートルなら、そんな事も出来るのです。
そーっと覗いてみませんか?
穏やかで愉快で、とびきり愛らしいその生活を。
イントロ
「週刊! ケモノ部」とは投稿主のノブが世界にあふれるケモノコンテンツを収集しそれを毎週紹介するものである
ケモノ部
さて、今回のケモノ部で紹介するアニメはズバリ、「ハクメイとミコチ」だ!
このアニメはふたりの小人の女の子がゆるくまったり暮らす様子を描いている
普通のアニメとしてみても面白いが、ケモノ部としては登場する動物キャラの可愛さを猛烈にプッシュしたい!
原型に近いケモノが小人とともに社会的な営みを形成していて、他では絶対見られないようなケモノとの距離感を体験できること請け合い
言語化できない面白さがここにはある!
概要
世界観
大きな大きな世界の中で、小さな小さな生き物たちの営みがある
小人の視点で見上げる小さき者たちの暮らしの形
喋る動物や着飾る昆虫、魚の幽霊に付喪神
不思議な世界のその中で二人の小人の物語を追う
小人たちの暮らしは我々のそれに近いようでどこか違う
例えば隣人は昆虫だし、仕事仲間はケモノ達だし、コーヒー一杯淹れるのだって豆が一つあれば十分だ
釣りする魚は自分よりも大物だし、ダチョウの卵を家にもできる
なんだかちょっと楽しそう?
ストーリー
この作品には明確なストーリーがあるわけではない
基本的には一話で完結する日常物で、かつ力の入れ込みがすごい
すべての話で些細な描写まで丁寧に描かれているため世界観に引き込まれる
私はアニメしか視聴できていないので、その中でケモノが象徴的に登場するエピソードをいくつか紹介する
・第三話「星空とポンカン と 仕事の日」
この話ではニホンイタチの大工、「鰯谷(いわしだに)」が登場する
ぶっきらぼうな性格で、咥え煙草が特徴的だ
ハクメイはイワシと呼び捨てにするが、それを嫌がりつつも強くは否定しないなど押しに弱い性格である
しっぽが弱点
・第五話「組合の現場 と 大岩と飼い石」
この話ではまたしてもイワシが登場する
それから「石貫會(いわぬきかい)」という大工組合において、ハクビシンの「カテン」と、何名かのケモノも登場する
カテンは石貫會の副会長で、たいていは会長を頭の上に乗せている
ハクビシンはイタチの仲間と勘違いされやすいが、実は全く関係のない種族同士である
ハクビシンはジャッコウネコ科で、イタチより体が数倍大きく、石貫會でもとびぬけた背丈を誇る
・第七話「樹上の梯子 と 都会的な生活 と 笑顔の写真」
この話ではヨツユビトビネズミの写真家、「ミミ」が登場する
ミコチたちと同じくらいの体格で、自然体の人々の写真を撮る
そのために何日、何週間も同じ場所に居続け、そこにいる人がカメラを気にしなくなるまでシャッターを切らないそうだ
愛用の乾板カメラを持って旅をしている
・第十二話「紅髪の記憶」
この話では商人たちで構成されたキャラバン(隊商兼治安部隊)の総隊長、「緑尾老(りょくびろう)」が登場する
しっぽの先を緑に染めた婆様で、ハクメイの恩人でもある
隻眼に眼帯を着け、まさしく総隊長として相応しい貫禄の持ち主だ
ここで紹介したエピソードの他にも殆どの話でケモノを確認することができる
ぜひ自分の目で彼らの暮らしを確かめてほしい
むすび
さて、今回紹介したハクメイとミコチだが、ケモノ主体の作品じゃないだけにノーマークだった人も多いのではなかろうか
全12話のアニメとOVAが1話あるので、少しでも興味を持ってもらえたなら気軽に見て後悔はしないことを保証する
原作漫画を読んだことがある人がいれば是非その感想を聞かせてくれ!
主は漫画を読む習慣が無いのだ……
ってな訳で、今回のケモノ部はここまで
んじゃね、また来週!
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