アバン
物語は選択によって描かれる
静寂の隙を刹那に切り裂くその切先で、
生きるために殺すのも……
殺すために生きるのも……
「いのちのつかいかた」に間違いなんて存在しない
旅を通じて得た経験が必ず自分を強くする
目的はただ一つだけ
――あの竜に
戯れに村を破壊し、全てを奪ったあの竜に……
挑み続ける
『いのちのつかいかた』はゲームブック風マルチエンディングRPGです。
Steamストアページ
プレイヤーの選択によって「執着」が変動し、旅を通して決めた「いのちのつかいかた」で結末が変わります。
イントロ
「週刊! ケモノ部」とは投稿主のノブが世界にあふれるケモノコンテンツを収集しそれを毎週紹介するものである
ケモノ部
さて、今週もケモノ部の時間がやってきた
今回紹介するゲームはズバリ、「いのちのつかいかた」だ!
突如として現れた竜の暴虐によって壊滅された村唯一の生き残りである兎人の「ゴーシュ」が、亡き者たちの命を身に宿し戦うRPGゲーム
プレイヤーの行動によってゴーシュのステータスが変化し、それによってストーリーも分岐するマルチエンディングで、戦闘システムも独特
現在はアーリーアクセス版ということでエンディングまでは到達できないが、個人製作とは思えないクオリティだからプレイ必至!
ゲーム制作の進捗は開発者である「だらねこげーむず」のTwitterをチェックだ!
概要
ストーリー
ゴーシュはその日、父の跡を継ぎ一族の長となる
「誰か、生きている奴はいないのか……?」
燃え盛る炎に焼き尽くされた村で、ゴーシュは一人声を発した
――答える声はない
何故こんなことになったのか……
突如として飛来した竜が破壊の限りを尽くしたのだ
……気づけば竜が見下ろしている
取り残されたゴーシュも、もう限界だった
死の淵で、ゴーシュは生きたいと奮起した
その思いに答えるように、今日、死した同胞の無念、怨念がゴーシュの身に取り込まれる
生き延びるため、復讐するため、ゴーシュは数多の選択を重ね旅をする……
ゲーム性
このゲームでは基本的にゲームブック調の選択によってストーリーが分岐していく
樹状に伸びたマップを移動し、そのタイルのイベントをこなしていくことで経験値やアイテムを獲得できる
タイルによっては戦闘が発生することがあり、そのシステムはこれまでにない独自のものとなっている
コマンド選択のターン制バトルにQTEの要素を追加したもので、単調になりがちなコマンド戦闘に緊張感をプラスしたものだ
QTEの操作に慣れるまでは難易度が高めになりがちだが、たとえ慣れたとしても油断をすれば被ダメは避けられない
しかし必ずしも戦闘をする必要はなく、プレイヤーの選択次第では戦いを回避することも可能だ
そして面白いことに、戦闘を回避しても経験値を獲得することができるため特別な理由がない限り回避できる戦闘は回避するのが吉だろう
また、会話イベントでは主人公の行動によって「執着」のパラメータが増減し、ストーリーや戦闘難易度が変化する
そのため、アーリーアクセス版といっても何度も違うルートを選択して遊ぶことができるためボリューム感が大きいのも特徴だ
執着
主人公の最重要ステータスに”執着”がある
「命への執着」と「力への執着」だ
これらのステータスによって物語中の選択肢が変化する他、戦闘面でも影響がある
たとえば命へ執着すると戦闘を回避する慎重な選択肢が追加されたり、力へ執着するとマップを進行で切り開けるルートができたりなどである
この執着はいわば主人公の内面を数値化したもので、物語のエンディングへ向けて重要になっていくものと考えられる(現段階で進められる範囲では伏線的な内容を確認するに留まっている)
いろんな選択の前にこれらのパラメータがどのように増減するかを確認しながら物語を進められるので、とりあえず初めはバランスよく振っておくのがいいだろう
むすび
このゲームの作者である「だらねこ」氏のTwitterを見ると、本当に真摯にゲーム制作に向き合っていることがうかがえる
ゲームをプレイする側が何を求めているのか、どうすれば製作者の意図を伝えられるのかなど、ためになる情報をまとめて発信しているのだ
そんな人が思う最高のゲームがどんなものか、気になったなら是非ゲームをプレイしてほしい
そして細部に注目してみてほしい
JRPGの新たな形を見られるぞ!
ってなわけで、今回はここまで、んじゃね、また来週!
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