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Published: 13 October 2023

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「週刊! ケモノ部」vol.32【BEASTARS】

らいぶら

動物が織りなす青春劇

アバン

「マンガ大賞2018」にて第1位、主要マンガ賞4冠の人気作
オオカミの青年がウサギの子に抱いた心は恋か捕食本能か
異種族による恋愛の行方はまさに予測不能
「僕が僕でいられるように」肉食獣は愛する者のために進んでいく
彼は大事な相手を社会の理不尽から、あるいは己の本能から守り抜くことが出来るのか?
様々な思いがぶつかり合う、動物による青春ストーリー!

https://bst-anime.com/#index

https://fod.fujitv.co.jp/title/5c52/ より引用

イントロ

「週刊! ケモノ部」とは世界にあふれるケモノコンテンツを収集しそれを毎週紹介するものである

ケモノ部

今回紹介するのは、「BEASTARS」だ!
フジテレビでのアニメの放送やYOASOBI氏によるOP・ED等が話題になり、この作品を知っている方はかなり多いだろう
ケモノを取り上げる記事として、本作品は絶対に外せない作品だ
肉食動物と草食動物の対立やその裏にある闇社会など様々な思いや考えがぶつかる社会で、主人公・レゴシはウサギのハルに対して恋愛感情・食欲といった様々な感情を抱き、それに悩み葛藤することになる
しかし、ハルとの関係を壊さないため、自分の信念を通すため、彼は世の中の闇へと立ち向かっていく
動物たちの恋の行方はいかに…動物たちによるヒューマンドラマ、お見逃し無く!

概要

あらすじ

肉食動物と草食動物が共存している世界
レゴシの通っている学校・チェリートン学園でこの世界では禁忌とされている食殺事件が発生する
犯人は学園内の生徒と予想され不穏な空気が流れており、主人公・レゴシの所属する演劇部でも事件による部員内の亀裂が見え隠れする
そんなある日、体育館での(秘密の)特訓の見張り中、ハルと偶然出会ってしまったレゴシ
2匹きりの時間で、彼は己の抗えぬ本能と対峙し彼女を「エサ」として襲いかけてしまった…
この出来事で知った自分の本性に悩まされてる中、レゴシは再びハルに出会うことになる
食殺事件の犯人は誰だったのか、レゴシのハルに対する本当の感情は一体何なのか、多くの疑問や思いが混ざったまま新歓公演への準備が進んでいく――


主要キャラクター

レゴシ

チェリートン学園高等部2年のハイイロオオカミ
演劇部では美術チームで照明係を担当している
不器用で自分の気持ちを伝えることが苦手で、オオカミであるがとても穏やかな性格
しかし、自分の信念や決心は絶対に曲げないという心の強さが見られる
ある出来事がきっかけでハルに対して恋愛感情や食欲など様々な感情を抱いており、彼女に対する感情が一体何なのか苦悩しているがその答えを見つけようと奮闘している様子


https://bst-anime.com/character/ より

ハル

チェリートン学園高等部3年生のドワーフウサギの女生徒
ひとりではあるが園芸部として学園の屋上で花を育てている
明るくきっぱり物事を言う性格である一方、草食動物である自分に諦めのような感情を抱いているようで、そのことがきっかけで学校内の多くのオスと関係を持っていたことから時々トラブルが起きていたらしい
しかしレゴシに会って以降、彼に振り回されつつもお互いを大事に思う関係になっているようだ



https://bst-anime.com/character/ より

ルイ

チェリートン学園高等部3年のアカシカの男生徒
演劇部では役者チームのリーダーであり、自身も演劇「アドラー」で主役を務めるほどの実力派
学園の生徒から人気があり、次期ビースター(後述)として期待されているようだ
また、ホーンズ財閥の御曹司で将来は事業を継ぐ予定
自分にも他人にもストイックな性格で、失敗や甘えた考えを持つ者にはとても厳しい態度で接しているシーンが見られる
ただ彼の出生には大きな謎が…

https://bst-anime.com/character/ より

ジャック

レゴシの親友である高等部2年のラブラドールレトリバーの男生徒
レゴシとは長い付き合いであり、彼のことを理解してくれている存在として描かれている
普段は明るく社交的であるが、自分の存在について幼少期はコンプレックスを抱えていたよう
頭が良く、学園内でも特進クラスに在籍している

https://bst-anime.com/character/ より

ジュノ

学園高等部1年生のハイイロオオカミの女生徒で演劇部では役者チームの所属
レゴシのことを同種族であることと自分の価値観から恋愛対象として見ている描写が見受けられる
自分の容貌に自身があり、実際一部の生徒からは妬まれていたが、明るい振る舞いや気配りにより徐々に人気を得ているみたいだ
しかし、彼女自身は肉食と草食は分かれて生活するべきという考えを持っており、両者の共存を望んでいる演劇部の考えとはズレがある様子

https://bst-anime.com/character/ より


BEASTARSの世界について


BEASTARSの世界は、基本的には多くの点で我々のいる現代社会に似ているようだ
携帯電話やパソコンが普及していたり、地下鉄や車などが走っていたり、さらにはどこかで見たことがあるような広告がでていたり…
しかしここでは多くの種が共存しているので、この世界特有の制度や施設が見られるところもこの作品の特徴である
以下では特に象徴的なものについて少し詳しく見ていこうと思う

演劇部

レゴシの所属する演劇部は、毎年新入生の内10~20匹に顧問からスカウトという形で入部している
その中で主に5つのチームに分かれて演劇を行っていく
演劇部にスカウトされるメンバーは何らかの事情を抱えた動物であり、それは演劇部の裏テーマにつながっているとのこと

裏市

市街地から離れた場所にある市場
ここでは草食動物の肉の売買が行われており、違法とされながらも多くの肉食動物にその存在を黙認されている
この場所が肉食動物、草食動物の双方にとってどのような存在であるのか、そしてここで形成されている裏社会についても必見だ

ビースター

この世界での英雄的存在とも統率者的存在とも言える動物がビースター
彼らは、まず各学園内から1匹「青獣ビースター」が選出され、選出された中からさらに優秀な動物が「壮獣ビースター」として選ばれる
チェリートン学園からは長年青獣ビースターが選ばれていなかったため、人気やカリスマのあるルイが次期青獣ビースターに選ばれると思われていたが…?



むすび

今回は「BEASTARS」を紹介してきた
演劇部の内部事情やハルとレゴシの恋愛、徐々に明かされていく闇市場の実態など見所が盛りだくさんである
その中でレゴシがどのように考え行動していくのかについても注目してもらいたい
また、シーンごとに動物たちがとった選択によって物語が大きな転換を迎えるのでこちらも見逃さないように
そして様々な魅力が詰まったこの物語、特に2匹の恋の結末は自分の目で是非見届けて欲しい!
「BEASTARS」本編は漫画の単行本やBlu-ray&DVDでの発売の他、イントロにもある通り2024年にNETFLIXにて最終章が配信予定だ!お見逃し無く!
ということで今回の記事はこの辺りで締めさせていただこう
では、またどこかで。

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