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Published: 30 October 2023

NEWS

独占!「週刊! ケモノ部」号外【『FLUFFY LAND』インタビュー記事】

ノブ

もふもふパラダイス

アバン

上海発のケモノ系ねんどろいどシリーズ
そのあまりの可愛さに魅了された学生が一人、無謀なるインタビューに乗り出した
素晴らしいケモノコンテンツを世に広めたい!
そんな熱意が伝わったのか、今回なんと、シリーズを手掛けた企画担当者様に直接インタビューする機会を頂戴した!

前代未聞の独占取材、それでは本編へどうぞ!

FLUFFY LAND ©Good Smile Arts Shanghai

「FLUFFY LAND」はGood Smile Chinaによるオリジナルマルチメディア企画です
第一弾商品として発表された「ねんどろいどRiver」は初の完全オリキャラねんどろいどとして注目を浴び、発売されて間もなく売り切れ状態になるなどグローバルな人気を誇っています

インタビューより一部抜粋

イントロ

「週刊! ケモノ部」とは世界にあふれるケモノコンテンツを収集しそれを毎週紹介するものである

ケモノ部

今回のケモノ部は号外、つまりインタビュー記事だ!いったい何に対するインタビューかって?
それはズバリ、「FLUFFY LAND」だ!
発表時に大きな反響があったこのシリーズ、看板キャラクターの「River(リバー)」はシリーズを知らなかった人でも見たことがあるのではなかろうか
インタビューでは企画担当者だからこそのこだわりポイントなど、ここだけの話をたくさん聞くことができた
是非最後まで読んでいってくれ!

インタビュー

今回インタビューを行ったのはこの記事のライター「ノブ」、応じてくれたのは、GSAS(グッドスマイルアーツ上海)コンテンツ部の「FLUFFY LAND」プロジェクトチームの皆様だ
記事の都合上、以後は「プロジェクトチーム」として表記させて頂く

FLUFFY LAND

ノブ

――初めまして、この度はインタビューをご承諾いただき誠にありがとうございます。

プロジェクトチーム

初めまして、この度はFurry研究会から関心をお持ちいただき、またインタビューのご依頼を頂いたこと、大変感激しております。

ノブ

では早速ですがインタビューに入らせて頂きます。ブランドが誕生するまでにも様々な経緯があったことと存じますが、その「原点となるエピソード」などはありますか?

プロジェクトチーム

プロジェクトチームのメンバーはみんな大の動物好きで早くから海外のファーリー文化に興味を持っていました。
「FLUFFY LAND」の原点となるのは「ねんどろいどRiver(リバー)」の商品企画ですが、そこからRiver(リバー)くんと愉快なお友達が住むもふもふパラダイスの世界観を創ろう!そして、忙しく動いている現代社会に癒しを与えることができるような企画を立てよう!と思い、GoodSmile従来の強みであるフィギュア制作に基づくオリジナルファーリー企画が誕生しました。

ノブ

なるほど、ではここで改めて読者の皆様へFLUFFY LANDシリーズの概要をお伝えするために「これまでの活動実績について」ご紹介を頂ければと思います 。

プロジェクトチーム

「FLUFFY LAND」はGood Smile Chinaによるオリジナルマルチメディア企画です。
もふもふでかわいい動物キャラのシリーズを公開するとともに、各種フィギュア・グッズ商品もリリースしています
第一弾商品として発表された「ねんどろいどRiver(リバー)」は初の完全オリキャラねんどろいどとして注目を浴び、発売されて間もなく売り切れ状態になるなどグローバルな人気を誇っています。FLUFFY LANDのオフィシャルSNSも商品販売と同時に運営をスタート、作品設定・イラスト・漫画・動画・プロジェクト最新情報などさまざまなコンテンツが発信され、フォロワー数は今もハイペースで増加中です!
またイベントに積極的に参加してきたなかで様々な業者様からビジネス連携の提案をいただき、IPとして多分野への進出を目指して頑張っています。

インタビューの途中だが、ここで一度シリーズに登場するキャラクター達をおさらいしたいと思う

キャラクター

character relations map on Twitter / ©Good Smile Arts Shanghai (クリックで拡大)

今現在12体のキャラクターが登場する本シリーズ、どのキャラにも丁寧な設定が存在しているのはご存じだろうか
今回は既にねんどろいどが販売されている「River(リバー)」と「Oslo(オスロ)」、それから次のねんどろいど化が発表された「Caesar(シーザー)」についてご紹介したい
「ねんどろいどRiver(リバー)」はすでに販売を終了してしまっているが、今回のインタビューでは再販の可能性についても伺っているぞ

(クリックで拡大)

River(リバー)

森に暮らす陽気で思いやりと愛情をもったキツネの男の子。外に出て遊ぶことや新たに友達を作ることが大好き
お菓子作りが得意で、近所で評判のパンケーキハウスのオーナーをしている
思わず抱きしめたくなるようなかわいいものが大好きで、彼の部屋はたくさんのぬいぐるみであふれている

RIVER on Twitter / ©Good Smile Arts Shanghai からの翻訳
(クリックで拡大)

Oslo(オスロ)

ユキヒョウの配信者
世界で最もフォローされているストリーマーの一人
黙っているときはかわいらしいが、口を開くたびにおどけて見せるので誰も彼の本当の姿を知らない
彼の尻尾は本人の意思に関係なく動いて彼を困らせるが、その尻尾と彼とのやり取りはいつも視聴者を楽しませている

Oslo on Twitter / ©Good Smile Arts Shanghai からの翻訳
(クリックで拡大)

Caesar(シーザー)

River(リバー)の幼いころからの親友のオオカミ
笑っている時を除いて威圧的な雰囲気をまとっているが、実は心優しく面倒見がいい
大家族に生まれ、たくさんの兄弟と共に郊外の館に暮らしている
家族の仕事を手伝っており、何世代にも渡って車両やスポーツ用品の製造販売を手がける
彼らの製品には、オオカミ一家のシンボルである雪の結晶のロゴが刻まれている

Caesar on Twitter / ©Good Smile Arts Shanghai からの翻訳

ちなみに、先日公開されたCaesar(シーザー)の実家はこちら

なんという豪邸だろうか……

ノブ

ではキャラクターについて、シリーズにはRiver(リバー)やOslo(オスロ)を含む多数のキャラクターが登場していますが、「それぞれのキャラクターに関する誕生秘話」などがございましたらお伺いしたく思います。

プロジェクトチーム

キャラクターは世界のいろいろな地域に生息している野生動物のイメージをもとにデザインされました。動物の選定についてできるだけバリエーション多く、ファーリーファンダムでお馴染みの種族にしています。
当初は20以上のキャラが考案されましたが、まとまりやすいようにまず12キャラを公開しました。キツネのRiver(リバー)はもちろん一番最初に頭に浮かんだキャラで、オオカミのCaesar(シーザー)も閃きですぐに設定が決まり、完成までそれほど時間はかかりませんでした。
それに対して何度も繰り返し調整してきたキャラもあったり、予想とまったく違うもの(いい意味で)もあったりしますが、いずれも納得のいく出来に仕上がっていて、キャラ作りは悩みどころも多いですがとても楽しいものでした。まだ登場していない種族もこれからぼちぼち公開されるかもしれませんのでどうぞご期待ください!

ノブ

キャラクターの誕生にドラマあり!ですね。「FLUFFY LANDシリーズを手掛けるにあたって『ココをこだわりました!』というようなイチオシポイント」はありますか。

プロジェクトチーム

こだわっているポイントはたくさんあると思いますが……例えば原案は年齢を問わず誰が見てもかわいいと思われるデザインを求めること、キャラデザは実際の動物の特徴をしっかり再現できた上で個性をアピールするデイテールを加味すること、今後の商品化やビジネス展開がしやすいように設定について色々思いをめぐらしました。動物の毛色と柄はあまりリアルにもファンタジーにもなりすぎず、派手にも地味にもなりすぎずに心がけ、一方では商品としての見栄えをよくしながら値段がかさばらない方法も模索しました。ユキヒョウのOslo(オスロ)はただグレーや白、褐色とかでは味気ないので、青空の下の雪山を連想させるような雪青(青と紫色の光を反射する雪の色)という中国の伝統色をテーマに配色パターンを考えています。
現在ストーリー脚本、ショートビデオ、テーマ曲なども鋭意制作中でして、どんどん成長していくFLUFFY LANDをお楽しみ頂ければと思います。

FLUFFY LANDシリーズの魅力を語る上で欠かせないのはやはりその世界観だろう
各キャラクター同士の活き活きとしたやり取りを描いた漫画やイラストなどなど……語り始めるとキリがない
ここではそんなFLUFFY LANDの物語からちょこっとだけ抜粋だ

着ぐるみ

ノブ

少し話題は変わりますが着ぐるみについてもお尋ねしたいと思います。「これまでのイベントにて登場した『River』のように、今後も何かしらのイベントでFLUFFY LANDのキャラクターと触れ合える機会」はあるのでしょうか?それから、「着ぐるみが誕生するに至った経緯」についても併せてご回答いただければと思います。

プロジェクトチーム

ファースーツはイベント集客とブランドのプロモに役立つのと、着ぐるみを利用しておもしろい動画コンテンツ作りもできるという目的で制作されました。現にGoodSmileChinaの看板マスコットのようになったRiver(リバー)はどのイベントでも大人気で、これからもいろんなファーリー大会、アニメ漫画マーケットや文化活動で活躍ぶりを見せると思います。
ちなみにRiver(リバー)以外にも新しいお友達が間もなく登場するのでお見逃しなく!

なんだかさらっとすごいことを教えてもらえたような気がする
ちなみに話題にあったRiver(リバー)の着ぐるみはこんな感じ


まず驚いたのはそのクオリティーの高さだ
River(リバー)の特徴的なデザインを的確にケモノ着ぐるみとして落とし込んでいるだけでなく、マスコット的な可愛らしさも損なっていない
月並みな表現だが、まるで物語からそのまま飛び出してきたかのようである
River(リバー)はここで紹介した他にも中国国内の様々なイベントへ積極的に参加しているとのこと
直近で行われたChinaToyExpoにも参加したということなので、イベントの様子も聞いてみた

ノブ

着ぐるみに関して、もう一点、先日のChinaToyExpoにも参加されたとのことですが「イベントでの出来事など」を教えていただければと思います。

プロジェクトチーム

この度ChinaToyExpoではGoodSmileChinaがはじめて独自IPを展示させていただき、実り多い経験をすることが出来ました。国内外から「FLUFFY LAND」にご関心を持っていただいているたくさんの企業や個人のお客様がお越しくださいまして、今後の事業展開についてとても有意義なお話合いができたと感じております。
また現場でマスコミからの取材をお受けする大変光栄な機会も頂きました。River(リバー)と一緒に写真撮影したときの皆さんの笑顔を目にして、この上ない満足感を得られました。
これからもっとたくさん笑顔に出会えるようにこの作品を大事に育て上げます!

ノブ

これは答えずらい内容かもしれないのですが、販売終了となってしまったグッズの再販の可能性つにいて」お答え頂くことは可能でしょうか。

プロジェクトチーム

そうですね、新規ファンからグッズ・ねんどろいど再販予定についてのお問い合わせが多くお寄せいただき、誠にありがたいことと感激しております。
ねんどろいどRiver(リバー)は年内に再販しますので公式情報をお待ちいただけますと幸いです!

ノブ

これはファンにとっては嬉しい知らせですね!では名残惜しいですが最後に、「今後への意気込み」をお願いします。

プロジェクトチーム

はい、豊かなストーリー性とバラエティに富んだキャラクターを持つブランドを育成し、多角的にビジネス・コラボを進め、どの世代のお客様にも喜ばれるハイクオリティなコンテンツと商品を引き続きお届けしたいと思っております。また企画を通しファーリーをはじめとする素敵なサブカルチャーを広め、動物愛好者の間の交流を深め、動物保全に関する意識を高めることなどがきればこれ以上ない喜びです。

ノブ

ありがとうございます。今回のインタビューは以上で終了となります。最後までご協力頂き誠にありがとうございました!

プロジェクトチーム

こちらこそこの度はインタビューのご依頼を頂き、また丁寧なご対応ありがとうございました!

むすび

今回のインタビューは企画担当者様が海外在住ということでメール形式で行った
プロジェクトチームの皆様にとっては慣れない日本語でのインタビューであったにもかかわらず、快く応対して頂けたことには感謝しかない
ここで改めてお礼を申し上げたいと思う

本当にありがとうございました!

インタビュー中印象的だったのは、何度もファーリー文化について非常に好意的に語ってくれていた点だ
日本においてケモノ文化はまだまだメジャーなジャンルとは言い切れない。それはおそらく中国でも同じなのではないだろうか
そんな中でも、ケモノ文化をより発展させて広めていこうという仲間が、インタビューを通じて国境や言語の壁すら越えて対話できたことに、感動を覚えずにはいられない
我々ケモノ部も、これからより気を引き締めて活動を続けていきたいと感じる次第である

FLUFFY LAND公式X(旧Twitter)およびオンラインストアへは下記からアクセスできる
最新情報をお見逃しなく!


というわけで今回はここまで!んじゃね、また来週!


ケモノ部では紹介してほしいコンテンツを常に募集している
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ノブ@H_nobusuma

普段はTwitterを中心に活動
チビケモ(TDM)推しの悪食
2022/6/17「週刊! ケモノ部」を立ち上げ、Furry研究会のサイトで主軸になるブログを目指して更新中

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