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Published: 16 June 2022

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ケモノにおけるくすぐり論(入門編)

暴蜻

はじめに

この記事は、今まで書いてきたくすぐり論の中でも入門編にあたるものです。まず初めに、ケモノにおけるくすぐりとは何かについて知りたいという方向けにソフトな内容で書いてみました。今回は、今まで書いてきた記事とは異なり全年齢向けとしましたので、どうぞ安心してご覧ください!

くすぐり『概要』

くすぐりとは何か。そこで、「くすぐる」という単語について調べてみましょう。

くすぐ・る【擽る】 〔他五〕
①わきの下などを刺激して、むずむずする笑い出したいような感じを起こさせる。こそぐる。
②滑稽な言葉やしぐさで人を笑わせようとする。「冗談で観客を―・る」
③相手の心に働きかけていい気にさせる。「虚栄心を―・る」

……広辞苑より

このように、「くすぐる」という単語は身体に物理的な刺激を与えることを指したり、精神に働きかける意味合いを持っていたりします。今回取り扱う「くすぐり」に関しては➀のような意味合いで捉えてもらえると良いかと思います。その中にあるように、むずむずする笑い出したいような感じを起こさせるということはくすぐりにおいて中心的な考えと言えるでしょう。

3DCGにおけるくすぐる側の手指の動きの一例、人間とは異なる3本指でもしっかりと相手をくすぐることができます。

くすぐりと『ケモノ』

とあるゲームにおいては「くすぐる」というワザが登場しています。これは相手を笑わせることによって能力値を下げる効果を持つというものです。そのゲームのアニメにおいて「くすぐる」が繰り出されたことがありました。くすぐられた相手が歯を食いしばって必死に耐えるというシーンが放送されたのです。このワンシーンを見た私は、ほかのキャラがくすぐられたときにどのような反応をするのか気になりました。

ケモノにおけるくすぐりでは、人間におけるくすぐりの考え方をベースとしますが、ケモノ特有の発想を行うことができます。例えばドラゴンについて見てみると、翼やしっぽといった人間には無い部位を持っているので、その部分をくすぐるとどんな反応が見られるのだろうか……といった想像を膨らませることができます。また、もふもふとした毛におおわれたケモノはくすぐられるとどんな反応を示すのか……といった想像もすることができます。くすぐられたときの感覚も人間から見ると完全に未知数です。ただ共通した考えとしては、くすぐられたときには主に「笑うこと」によってエネルギーを放出しようとするということです。くすぐられたときの反応の仕方には数種類あるのですが、その中でも笑いが生じる反応というものが一番多いと考えます。その点はケモノも人間も共通していると言えるでしょう。

くすぐりと『性表現』

くすぐりを単なる悪ふざけとして捉えるか、もしくは性的なものとして捉えるのかどうかは個人によって大きく分かれます。ここから先は私の考えですが、くすぐりを題材としたイラストでは、シチュエーションによってR-15にもR-18にもなり得ます。まずR-18になる境界線としては、性器の露出といった表現があるかどうかです。これはわかりやすいですね。次に、R-15になる境界線なのですが、これが非常に難しいのです。私の見解を示すと、拘束表現があるとR-15になるということです。相手を本格的にくすぐろうという意図が表れたイラストは軽度な性表現を伴うという考えです。人によって見方が変わるので難しいですが、イラストを投稿する際に、少しでも性的な表現を含む場合は必ず年齢制限タグをつけるようにしなければなりません

くすぐり『体験』

日常生活においてくすぐりを体験することはほとんど無いでしょう。しかし幼少期において、悪ふざけで相手をくすぐったり相手にくすぐられたりするといった素敵な体験をしたことがある幸運な方もいるかもしれません。大人になってしまった現在において、くすぐりの体験をするためには、よほど親しい仲の人を除けば、くすぐりの同好の士を探すのが近道でしょう。その場合、ハードなくすぐりが中心となるかもしれないですが、貴重な体験の機会を得ることができます。また、これはかなりレアケースですが、きぐるみを着てくすぐられることもできるかもしれません。これは私の目標のひとつではありますが、きぐるみを着て拘束されてくすぐられたいという思いがあります。

最後に

今回はケモノにおけるくすぐりについて初めて知る方向けに記事を書いてみました。今まで書いたくすぐり論の初級編などと比べてR-15的な表現がないソフトな仕上がりになったと思います。くすぐりは考えれば考えるほど奥が深いです。大人になると触れる機会がなくなってしまいますが、くすぐりがより身近な存在になることを願ってこの記事を締めたいと思います。ここまで読んでくださりありがとうございました!